Prof. Isao Date

2014年7月からの3年間に引き続き、2017年7月から2期目の理事長を拝命しました、岡山大学脳神経外科の伊達 勲です。皆様には引き続きご支援ご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

日本医学英語教育学会(JASMEE)のホームページを最近訪れた方は、その雰囲気が大きく変わったことに気づかれたでしょう。従来と異なり、英語が中心のホームページとなっていますし、新しい情報がいつもupdateされていて、「読んでみたい、見てみたい」という内容になっています。学会のロゴも「医」という「はこがまえ」の中に、Englishの「E」がはいっているというとても素敵なものになりました。これらは、Breugelmans委員長のもとICT小委員会で検討いただいた結果です。どうぞ皆さん積極的にホームページを訪れて医学英語教育に役立ついろいろな情報を得てください。

本学会の最も大きな事業の一つが日本医学英語検定試験(医英検、EPEMP=Examination of Proficiency in English for Medical Purposes)の普及と実施です。3年前には1級を開始し、これで1級から4級までが出そろいました。3級と4級を受験出来る会場を全国に広げ、約10カ所で受験が可能となり、毎年の受験者数も増えています。過去の受験者総数は3,500名に達し、研修病院に応募する際に「医英検3級に合格しています」と履歴書に書いている研修医にもしばしば遭遇するようになりました。級の名称については、エキスパート級(1級)、プロフェッショナル級(2級)、応用級(3級)、基礎級(4級)という名称を並行して使用することになり、よりレベルがわかりやすくなった、と評価をいただいています。私の所属する岡山大学病院では3級に合格すると、大学病院に留学してきている外国人医師に対して臨床研修指導を行える資格を正式に与えることになっており(外国人医師臨床修練医資格)、今後他の病院でもこのような目的に医英検を使う様にしていただければ、この試験の意義はさらに上がるものと期待します。

この数年の間に本学会では「医学英語教育ガイドライン」を作成し、それに沿った教科書として「総合医学英語テキストStep 1, Step 2」を刊行しました。全国の医学生、医療系学生の医学英語教育のためのテキストとして普及してきています。是非皆様の大学などで教育目的に使用されることをお勧めします。また、本学会の機関誌Journal of Medical English Educationには毎年の学術集会の優秀演題の掲載に加え、特集号も定期的に発行されており、学会員の情報源として有意義に活用されています。最新号は入会されている方に郵送していますが、それまでの号は、ホームページからPDFで読むこともできます。

グローバル化の時代にあって、本学会は医学英語教育の普及のためになくてはならない存在になってきていると自覚しています。皆様が本学会に入会されて、医学英語教育のknow-howを学ぶこと、あるいは学会での発表を通じて会員の皆さんにアイデアを提供くださることを祈念いたします。

 

2018年2月

日本医学英語教育学会理事長
伊達 勲